2017年8月13日日曜日

キラキラ☆プリキュアアラモード第27話「アツ~いライブバトル!あおいVSミサキ!」

脚本=香村純子
演出・絵コンテ=宮元宏彰
作画監督=赤田信人
美術=黄 国威
文字数1802
んんんんんんんんんんんんn(xωx)

うーん惜しい!!!!!
とても惜しい。

クライマックスの直前まではすごく好きでした。





「楽しい絵」少なめだったのに、あおいの心が曇っていく様の描き方がすごく
上手くて強く引き込まれました。

「ギャグ多めの方針からは外れるけど、人物の心の描き方が丁寧なら
これはこれでいいじゃないか」と思いながら見ていました。

▲でもここから急に心が離れました。




・・・ちがうじゃん・・・

▲それを言わせたいなら、その前に絶対に必要なプロセスが
あったはずじゃないですか。


▲3話のときとまったく同じポカ。


「音楽が大好き」って、

その根拠を示さずに、どうしてその言葉を言わせるのですか!


いちかにしても、その「言葉」に力を持たせられるほどの
あおいへの想いが、ここまでのシーンの中に描けていたでしょうか。


「どうして歌がすきなのか」
「どれほど歌がすきなのか」
「どうしてあおいを応援したいのか」


▲こういうのですよ!!!!



挫折を味わったときに必要なのは、
自分の「最初の心」を見つめなおす事です。



それは、
▲このシークエンスの中に入れることが可能だったはずです。

ここをただ「ロック少女登場」を描くだけでは済まさず
「どうして歌を歌うのがすきなのか=初心」を絵解きするだけでも

▲このセリフの根拠に出来たはずです。


【たとえば】

「あおいの思い出の日」に、
ミサキさんが投げたピックがあおいの手におさまって、あおいは
これを見るたびにあの時の観客の熱狂、自身の高揚、強い憧れを思い出す。

「私もあんなふうに声を届けたい」
「こんなステージに立ちたい」

そうして重ねてきたいつものステージを降りた後、
ピックを握り、ミサキのポスターに向かって
「きっと近づけている」と思うなど、

これまで音楽で得てきた満足感、喜びもこのピックとともにあったー

というように、
何かしらの小道具を憧れ・ROCK愛の象徴として用意でもしたらよかったのに。


そうすればそのアイテムは挫折のときも、立ち直るときも
強力な触媒になってくれたはずです。

▲小道具があれば、このシーンも立ち話ではなく
「あおいが落とした小道具をいちかが拾って手渡す」
などの演出が出来たはず。

ごめんなさい生意気言って。


※  ※  ※

今週は番組を見る前に皆さんの投票結果と一言コメントを拝見しました。

今回もまた好みがかなり分かれているようだったので、
「自分はどっちかなー?」と思いながら録画を見始めました。

この辺の、あおいの感じた「つまづき」

「大人気」との対比

人の心をつかめない残酷な現実を目の当たりにする
「あおい目線」

辛い現実から目をそらす「なぐさめ」
傷つく事を恐れるあまり口にしてしまう「言い訳」

そんな言い逃れやハッタリ・強がりを言ってみても、
自分の心は誤魔化せない。

夢を追う人ならおそらくは誰もが一度は
(大抵は何度も)味わう挫折。


このあたりの脚本・演出はお見事でしたよね。


まさに私は今さっき、ほぼ同じ感情を味わって帰ってきました。
今回に限らず即売会に参加するたびに劣等感と屈辱・挫折感を味わっているので
慣れっこではあるのですが、

毎回自分の理想と現実の差を思い知って
泣きそうになるほど悔しい思いを抱えて帰ってくるものです。

だから、目の前の景色が褪せて見えるとか、

傷つきたくなくてもっともらしい言い訳を
したりしてしまうというのは

非常に共感できます。




でも、そうじゃないんですよね。


自分の気持ちと現実に向き合って、
悔し涙を流さなければ次のステップへは行けないんです。

未熟な自分に言い訳をしたり
本心に嘘をついて見ぬ振りをしている人は、いつまでたっても
同じ結果を繰り返すんです。

だから、「次は、負けませんから。」
はとてもいい「答え」だと思います。

それは「悔しい思い」に正面から向き合って、
それでも挑んでいくという心の表れですから。

硬いグミ、失敗作。
それを「目指す私」と呼ぶのも
挫折も自分の一部として、自分を創っていくという意思表示でしょう。

※  ※  ※

・・うん。


肝心のところでズコーとなりましたが、
しかしそれで全部が台無しと言うのももったいない。


かなりグレーというかマーブル。
というのが私の率直な感想です。


※  ※  ※

あ、そうそう。
「夢追い人」を描くなら、「挫折」は絶対に切っても切れない要素です。
それはボタンと裏打ちの関係と同じですから。
(あるいは、はるはるとクローズの関係。)


その辺を誤魔化さず、まっすぐ描こうとした姿勢自体は好きです。


あと、役者さんの芝居ね!

すごく心に刺さる、いいお芝居でしたよね!!
泣きのシーンは、締め付けられるような想いが伝わるようでしたし、
暴れるときの「ギャー」という叫びは悲しい獣のようでした。



・・いい役者さんなだけに、
活躍の機会が少ないのが非常にもったいないとも思いますね。


※  先週の集計結果  ※
  • [投票期間] 2017/08/05 ~ 2017/08/13
  •  
  • [投票数] 167票
最高!
37.1% (62票/37.1%)
満足
51.5% (86票/51.5%)
可も不可もない
6.0% (10票/6.0%)
ビミョー
3.0% (5票/3.0%)
不満
2.4% (4票/2.4%)

このコーナーは今週からやっていきたいとおもいます。



すごいですねー!!満足度88・6%!
ほぼ9割の方が満足と判断なされたということですよ!

コメントを見ると、
ビブリーが簡単に落とされなかった事・
シエルの心が感じられたこと
好感してる方が多いようです。

この辺はぜひじっくりやっていってほしいですよね。

物語がしっかりしていたのに、楽しい絵もいっぱいでした。

高評価も納得です。

12 件のコメント:

  1. 演出も声優さんの演技もいつもと違った「熱」を感じる回でした。
    あおいがキラパティを抜け出して走り出す所なんか思わず「おおぉ~……」と声がでてしまうほど。

    ギャグの少なさもあって、情熱的だけどクールな回。
    まさに「あおいらしい回」だったと言えるのではないでしょうか。

    でも、もう少しあおいのことを理解してから今回のプリキュアを見たかったですね。

    事前にもう少しあおいのことを掘り下げて、
    あおいがいかにロックに情熱をかけているのかが
    頭でではなく心で理解した状態で視聴してたなら、
    私はきっと泣いてたと思います。

    とは言え、「氷のプリキュア」なのにこんなにも「熱い」あおいの物語。
    私的にはすっっごく「満足」な回でした。

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  2. 画竜点睛を欠く
    そんな話でした。
    ていおさんの指摘する「音楽への想い」そして「スイーツ(キラパティ)への想い」が、
    また描き切れないままでした。

    一方で(メタな話ですが)挑戦的な表現もありました。
    これまで正規プリキュアによる悪行は描いてきませんでした。
    (マリンのは彼女だから許されるキャラ性とギャグにしてましたし)
    今までブラックvsホワイト以来の封印を解いてしまうのか、とハラハラしてました。
    結果はどうにも中途半端なものでしたが。
    キラキラルの悪用の延長線上の表現なんでしょうが、
    個人的には他にやり方は無かったのかな?と。(もちろん賛否両論あると思いますが)

    そうでなくとも低目(という噂)のジェラート人気が、更に下がらないか心配です。
    (マカロンは「たの幼」のCMで付録になりきりセットが付くくらいの一番人気らしい)

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  3. 今回は、まぁまぁに近い満足にしました。
    ていおさんの言う通り、肝心な所に、私にも「?」がありましたが、
    今回は脳内補完できたからセーフ、でしょうか。

    私が、危うく最低に入れかけた回もそうですが、
    プリアラは、入れるものが多すぎて、話を詰め込むor端折る事が多々あり、
    どんな名手でも、お話が粗くなる事が避け難いみたいですねぇ・・・。

    ・・・にしても、エリシオさん、エグいですな(笑)

    正規プリキュアに、仲間&一般人攻撃をさせましたか。
    14年振りに禁を破られたようで、相変わらず、神木Pは攻めますな(笑)

    ・・・ん?知的な敵キャラのゲス作戦・・・?
    デジャブーな感じ・・・、あ、サウラーか。
    そういや、もう一方は筋肉バカ系キャラでしたね。
    ・・・ウェスラーじゃん・・・(笑)

    当初は、子供が怖がらない、可愛い敵キャラ路線の
    プリアラだった筈が、えらい路線変更だな、と
    思ったら、もしかして、ラブ似のいちかも相まって、
    フレッシュプリキュア的な方向に持って行くのかな?後半は。

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  4. 本当に『惜しい!』の一言に尽きます。

    とても泣ける物語になるポテンシャルがあったプロットで
    それが期待できる状況だっただけに猶更です。

    >肝心のところでズコーとなりましたが

    視ていて「あれ?」となったのは、まさにその点ですね。
    (堕とす事に関しての賛否あるとは思いますが)
    堕とす方は周到な描写で堕としていて、すごく引き込まれたのに
    そこから這い上がるための描写が言葉メインで薄かった。

    小道具や思い出といった前フリが無い代わりに
    水嶌がチョイチョイ良い言葉を挟んでいたので
    水嶌があおいを立ち直らせるキーになると期待していたのですが・・。
    立ち位置や関係性を考えれば、水嶌こそ上手く使ってあげて欲しかったな・・と。

    香村さんといえば、Goプリで私は何度も(お話で)泣いた脚本家さん。
    心の流れをしっかり話に落とし込んでくださる方という印象がありますので
    得も言われぬ事情があったのかな?とも思ってしまいました。

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  5. 闇落ちキュアジェラートの行為はいくらなんでもまずいでしょう

    木をなぎ倒して器物損壊
    暴力を使ってコンサートを妨害するのは威力業務妨害 
    公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為は迷惑防止条例違反
    Aステージにいた客に凶器を向け、客が悲鳴を上げたことから傷害未遂か殺人未遂

    理由はどうあれ、こんな犯罪行為をしたらあおいお嬢様は逮捕されて少年院送致でしょうし
    仲間のメンバーも警察の手入れを受けてスイーツパクトとキャンディロッドは凶器として押収されるでしょう

    逆にこんなことしてもペナルティ無しだと女児が重大なカン違いをしてしまう恐れがあるのでは

    ストーリー以前に配慮不足

    笑止

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    1. 妄想ですが

      ジェラートの手配写真が警察から出され、あおいはお尋ね者のプレッシャーから人目を避け逃亡する
      しかしモンスターから刑事を守るため止むを得ずジェラートに変身して戦い
      事情を理解した刑事は黙ってあおいを見逃す・・・

      27話が伏線となってこんな展開があったとしたら作者はスゴイ
      もはや女児向けアクションファンタジーアニメの枠を超越して、社会派ドラマの域に入ってしまいそうですが

      でも今回のジェラートの犯罪行為の落とし前をつけるためにも、個人的にはこういう話を入れて欲しいと思います
      逃亡劇&ロックンロール&自由と情熱、相性はいいでしょうし
      これにスイーツをまぜまぜすれば、、、

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  6. いちかのスイーツであおいが元気になる、という展開のパターンから脱却できたのはとても良かったです。

    やはり、音楽への想いを描ききってほしかったということに同意します。
    せめて岬さんの舞台を観たときのシーン回想をクライマックスで流すべきだったのではないでしょうか。

    第3話でもいちかが使っていたけど、
    いちか、「あおいらしさ」という抽象的なフレーズに依存してはいませんか。
    バンドメンバーが言うならともかく。

    せめて舞台のアツい勇姿をライオンみたいだとか、いちかから見た、普段のあおいの印象を言ってあげるべきだったのではないでしょうか。

    あおいのスイーツ作りに関して。

    あおいの作った、固くなったグミみたいに、失敗経験を自分なりの成長過程の一つへと転換させるのは、興味深いです。

    やっとあおいが個人回でスイーツを作ったことには歓喜しています(笑)
    そうか、あおいのスイーツは固くなることが多いのか。

    スイーツで固くなっちゃうのは、力加減の問題だと思います。
    でも力を入れてしまうのが、あおいちゃんらしさ。

    あおいにとって、スイーツ作りは、音楽活動のヒントになるという位置づけなのですね。

    ただ、キラキラルの描写が目立たなかった気がするのは、残念な気がします

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  7. ジェラートの行いは人的被害も出てないし許容範囲だ、とする人もいるでしょうが、
    僕は一線を越えてしまった、と思います。
    それは変身してから悪堕ちさせることも出来たからです。
    あれではまるで、「あおいが破壊活動をするために変身した」みたいに見えるじゃないですか!
    気を遣うところを間違えたように思います。

    あと岬さんにグミを渡して「負けませんから」と言ってましたが、
    あおいにとっての音楽は「勝ち負けを競う」ってことでいいんですか?
    メンバーの慰めも本意ではなさそうだったとはいえ「方向性の違い」でモメそうだなぁ。

    返信削除
  8. ロックもスイーツ作りも今ひとつ。エリシオさんの言う通り。だからキャラが目立たないんだよ、と。
    それはともかく、お話としてはラスト直前までは非常に面白かったですね。あおいの感情がよく描かれていました。実に鋭い問題提起を含んだ内容で、香村さんの手腕が光りました。それだけにラストでアッサリ解決しちゃって、拍子抜けしてしまいます。尺足りないのでは?と。仮にこのテーマを前後篇で描けてれば、さぞいい話になったのではないか?と。いや、わかるんですよ。これから個人回が続くからという大人の事情は。それにしてもねぇ…。
    プリアラは全体通してテーマ的には素晴らしいのですが、惜しいなと思う話が多過ぎます。やっぱり6人は多いかな?
    ていうか、今回の話は、ある意味あおいを総括する話にも成り得た。終盤でもいい内容であった気もしますね。今年は美味しいネタを美味しく熟成させる前にどんどんお客さんに出してるような気も。
    とりあえず次週はひまり回。期待してます。

    返信削除
  9. 楽しかった、満足な一話でした。

    けど、ミサキへの「夢かなっちゃった」の一言に『きららだったらどんな風に返すかな』と考えてしまったとき、あおいがやりたいのはバンドでパティシエではないと観ている事に気付いてしまった。
    二足のわらじ(200%の本気)でもいいけどあおいにしか作れないスイーツとか明日のライブに向けてパティシエは休みなんてことが無いからどちらも中途半端になってる。

    なので、評価は“可もなく不可もなく”

    ラストを見て『やっぱりあおいはこうでなきゃ』と言えなかったと云うことではていおさんの感想に近いのかな。

    あおいらしいスイーツって何かな?パンとかならあのパワーじゃないと出せないコシとかありそうだけど。
    どこかであおいが“あの人のために“スイーツを作りたいと、言ってほしい所。

    返信削除
  10. 良い話だったが、あおいには感情移入できない。そんなお話でした。

    これまでロッカーとは思えない没個性的なキャラクターがアイデンティティーだったあおいですが、皮肉にもそのおかげで飛び跳ねながら喜ぶ姿が印象的でした。
    まずありえないと思いますが、もしこれを狙って今までおとなしくさせていたのであれば凄いです。

    岬さんに観客を奪われ、どんどん黒ずんでいくあおい。かつて岬さんの歌で色づいたあおいの世界が、再び輝きを失うという、これが現実とはいえ良い意味で残酷です。

    ライブだけでなく、スイーツでさらに落ち込む展開も良いですね。
    傷心には時に褒め言葉ですら毒になってしまうもの。「あおちゃんらしい」が逆にあおいのプライドを傷つけてしまったのも納得です。

    しかし、あおいと岬さんの絡みがうまく活かされていませんでした。
    岬さんの「期待はずれ」発言はとてもインパクトがありましたが、あおいが自分の志の低さに気づいて反省する様子はありませんでした。
    どうしようもない時こそ、自分と向き合って乗り越えるべきなのにそれが描かれず、感情の変化が唐突なうえ、岬さんの「期待はずれ」発言がなくとも話が成り立ってしまう内容でした。
    せっかく良い話だったのに、そのせいで今回もあおいには感情移入できず、キャラクターは薄いままでした。

    それでも、水嶌に完全に食われてしまった14話よりは良く、初めてスイーツに直接関わったのも評価できます。
    次回はひまり回。予告を見る限り、何だか大事件の予感がします。

    返信削除
  11. 周囲の細かい人間の機微も描かれて良かったと思います
    ロックに情熱を燃やす「同士」として招いたのに同じ戦場で戦ってくれないことを残念に思う岬
    先に社会人として生きる水嶌の厳しくも思いやりのある意見(あおいが理解すると信じてでしょう)
    現実に絶望するあおいに気付くいちか、そのあおいの絶望に付け込むエリシオ
    どれも残酷で大切な描写です

    チャンスと思える舞台に限って全然うまく行かない、トラブル多発
    何度も我慢して乗り越えて僅かな評価をやっと貰えた時の嬉しさ…その繰り返し
    今回視聴して自身に重ねて胃に来ましたが、情熱傾けていることってこういうものですよね

    ハートキャッチのつぼみみたいに最後には宇宙飛行士属性まで付けられたケースもありますが、
    一緒に描きにくい分野も相互にうまく活かすことが今後の課題かと思います
    あ、宇宙飛行士で思い付きましたが宇宙食スイーツってのも面白いですね

    あとプリキュア姿での破壊活動ですが…ロック的な表現ってことで大目に見ましょうか
    あれがあったから苦しみ叫ぶ獅子という雰囲気でしたし

    返信削除

※意見交換の際にややこしくなるので、匿名での投稿はご遠慮ください。
なんでもいいからHNを名乗って頂けます様お願いします。

匿名でのコメントは削除致します。

※投稿が反映されるまでには時間がかかることがあります。

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